はい、こんなのが来ました!

今回はスマホ宛に来たのですが、かなり長いので説明面倒ですねぇ。

本文紹介

当職らは、債権の回収の任を受けた委任弁護士です。
この度、貴殿がログインした通信機器からの有料番組サイトの未納通信料金を、インターネット事業者より取得しました。
(貴方のプロバイダへ調査申請を行いよりメールアドレスの連絡先を取得し、連絡しています。)

未納料金の請求の少額訴訟手続きは、貴殿が争うかどうか、あるいは、反省し解決に努める意思があるかどうか、確認の為に一時停止しています。
(当該利用履歴により、貴殿には未納料金の催促に応じる義務がありますが、和解の意思の確認の為に連絡しています。)

このまま連絡がない場合は、法的手段への移行を行います。
具体的には、民事訴訟を直ちに提起し、
?貴殿が給与取得者であれば、勤務先からの給与債権を差し押さえ、
?貴殿が個人事業主で、売掛金などの債権を取引先に有すれば、その債権を差し押さえ、
?貴殿のご自宅が賃貸物件であれば敷金返還請求権を差し押さえ、
?貴殿がご自宅を所有されていれば、その所有権を差し押さえた上で競売を申し立て、
?更には、ご自宅内にある動産など、調査しうる範囲の貴殿の資産に対して執行手続きを申し立て、
以上により債権の回収を図ります。

このまま無視すると貴殿にとって不利になります。
但し、和解し穏便に解決を望む場合は、次より申請を行ってください。

和解申請はこちらより
[アドレスが記載されていました]

和解申請は上記リンクからのみ受け付けています。
(本メールは送信専用であり、返信しても一切無効です。)

●よくあるご質問

Q. どうして自分のメールアドレスを知っているのか?
A. 貴殿が利用する契約プロバイダへ情報開示要求を行って取得しています。

Q. 他にも自分の個人情報を知っているのか?
A. 今後、貴殿が何らかの異議申し立てを行わない場合、身元調査により取得した情報を保有することになります。
身元調査により得られた貴殿に関する情報は、インターネット上に誰でも見れる状態にした上で、損害賠償請求権実行などの法的手続きをとります。

Q. 未納分は支払いをしないといけないのか?
A. そうではなく、和解に応じる意思がある場合は穏便に解決ができます。
本通知はその為の通知であり、貴殿の意思の表明は、上記の「和解意思表明」のみから受け付けています。

Q. いつまでに意思を表明すれば良いのか?
A. 本メール受信後、44時間以内に必ず通知を行ってください。

Q. 知らない、身に覚えがないのだが??
A. 運営法人より取得し、有料サイト通信記録を有する方のみ通知しています。
既に月額料金の未納が続いた滞納者として運営法人は貴殿を信用情報機関へ登録がある為、身に覚えがない等と無視を続けられた場合、貴殿の財産に不利益が発生します。
どのような状態でも解決のお手伝いをしますので、まずは上記のリンクより意思の表明を行ってください。

Q. このまま無視するとどうなるのか?
A. 連絡がない場合は、世帯主、勤務先、親族、知人の順に調査をかけ、請求を行います。
貴殿が逃亡する可能性のある実家、勤務先、友人●知人宅等に優先的に書面通達を実施し、貴殿の代わりに取り立てを行います。

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通達日:2015年01月16日
係争(ニ)5761-44-001

説明しよう

ここまで仰々しく書いてあるのであれば、分解説明が必要ですね。

どこからツッコんでいこうか・・・まずは、「法律について知らないだろうから、そこを固くしておけばビビるだろう」という考えが見え見えの部分からですね。

民法467条とは

第467条
指名債権の譲渡は、譲渡人が債務者に通知をし、又は債務者が承諾をしなければ、債務者その他の第三者に対抗することができない。
前項の通知又は承諾は、w:確定日付のある証書によってしなければ、債務者以外の第三者に対抗することができない。

わかりづらい・・・というわけで、関係性を明確にしながら説明しよう。

①譲渡人 ②譲受人 ③債務者 という3人がいるわけですね。それをメール内容に当てはめると、①インターネット事業者 ②委任弁護士 ③私 となるわけですが、この法律の意味を簡単に説明すると、お金の請求に関しては、①が直接③に対して行わなければならないということなのです。

勝手に②が「委託を受けました~」というメールを③に送っても無効になりますという内容の法律です。

送ってきたバカは、何を思ってタイトルにネタバレ的な法律を入れ込んだのか・・・

民法第467条のさらなる説明はこちら

和解申請の画面に行ってみた

法的措置行使の警告なる画面が出てきて、閲覧日・IP情報及び機器情報などの画面が出てきますね。

初めての人は「怖い!自分の身元がばれてる!!」と思うかもしれないですけど、これ出すのって簡単な事なんです。

閲覧者のデータを表示するだけの簡単なプログラムですので、別にこちらの情報が筒抜けなわけではありません。

○日までに入金というのもありますが、それも自分のパソコンの日付をそのまま表示しているだけです。自分のパソコンの日付を変えて画面更新すると、内容も変わりますよ(#^.^#)

画面をキャプチャすると法的に訴えるなどという事が書いてあったので、今回はキャプチャしません。

あと・・・下の方を見てみたら「この内容は本物です」なんて書いてあって、笑ってしまいました。

質問内容について

よくあるご質問という部分がありますが、過去の同じタイトルのメールを受け取った方のページを見てわかりましたが、新しく付け加わったもののようですね。

内容にも驚かされます。

Q5で懐柔策に出たと思ったら、Q6で関係先全てから取り立てるという強硬姿勢で終えています。

ただひたすらに面白い!こんなので信用されると思ってるのか・・・思ってるのだろうね・・・・・何せ、法律の事を知らずに弁護士名乗ってるんだもの。

メールを調べてみた

発信元ホストを調べるとアメリカ合衆国となっているが、ただの経由地なのだろう。

相手を特定するための情報が、このメールにはその情報しかなく、これ以上の追跡は困難でした。

メールアドレスはmohrehi@i.softbank.jpとなっているので、これが本当ならばソフトバンクのiPhoneで送信していることになるが、こんなメールを一斉に送るためにはiPhoneは不向きなので、多分違うのでしょう。

メールに記載されていたホームページアドレスを検索してみると、GMOが管理しているということがわかったが、これも詳細の特定には至りませんでした。

残念。

結論

今まで説明してきたものはほとんどが海外のメールでしたが、今回のこれは日本人臭さを感じます。

周到さや細かな方法などもそうですが、文章の改行などに気を付けたりと、変に細かいので、多分日本人ですね。

こんなメールに騙されないようにしましょうね~

連絡を取ること自体、厳禁です。電話による役割分担劇場で、言いくるめられるでしょう。

完全無視でお願いいたします。