本日、サーバーの移転が完了しました。
とはいえ、移転完了したのは現在管理しているドメインのうち3個だけですけど・・・
さらに言えば、サイトがあるのはmadoromi.jpだけ。
2年に1回づつぐらいの間隔でサーバ移転をしてるのですが、2年経つと、以前の記憶が曖昧なうえに、システムが変わってたりしてわけがわからない!
しかも、サーバーによって設定やシステムが異なるため、同じように使うのに苦労するということです。
というわけで、今後のために忘れないように、日記兼他に苦労している方もいるかと思って記載しておきます。
目次
レンタルサーバーを探す
まず最初に行うのが、この作業ですね。
私の場合、レオサーバーという会社と契約していたのですが、ここはなんと月525円という破格の安さ!
その上、容量無制限でデータベースやメールやドメインも制限なしというとんでもないところだったのです。
ちなみにこの会社、普通にレンタルサーバーで検索しても、ほぼ引っかからない、なんだか不思議な会社さんです。
バックアップ体制やサポートもそこそこしっかりしていて、サーバに異常が起きても2時間程度できちんと回復します。
とっても素晴らしいところだったのですが、唯一の欠点・・・遅い・・・・・
WordPressというデータベースを必要とするプログラムを使ってこのサイトは動いているので、さらに負荷をかけているみたいで、表示がもっさりしていました。
プログラムのアップデートなどをかけると、とってもゆっくり待ち時間です。
WordPressは頻繁にアップデートが必要になるので、そのたびに待たされるのが嫌なんですよねぇ。
それで移転を考えたのですが、最高でも月1,000円まで・・・安定と速度がほしい・・・・・となると、数社しか引っかからず、さらに容量などを解決すると、1社に絞られました。
メジャーどころのレンタルサーバー、エックスサーバーさんです。
様々な検証サイトを見て、もうここしかないかなと・・・
メールの設定
さて、サーバーを移転するということは、メールサーバーも移転するということです。
上の図でもわかると思いますが、メールというのは直接相手に送られているわけではなく、送信用にも受信用にも専用のサーバーが必要なわけです。
ところが、レンタルサーバーによってこの設定方法はまちまちで、メールソフトに登録されている今までのメールの設定がそのまま使えないことが多い。
送信用のサーバーをSMTP、受信用のサーバーをPOPと呼ぶのですが、今までは送受信共に「mail.ドメイン名」というサーバー名でした。
ところがこのエックスサーバーときたら、両方ともに「サーバーID.xsrv.jp」を指定しろと・・・ってことは今まで通り使えないということかよ~!!
メールソフトで用件別に20個程度のアドレスを管理してるので、全部直すのは大変なのです。
何とかならないか調べてみる・・・・・メールの設定を変えて、実験してみる・・・・・・すると「サーバーID.xsrv.jp」でなくても、「pop.ドメイン名」と「smtp.ドメイン名」でも動くことが判明。
だけど、これでもまだ元の設定で動くわけではない。
さらに調べる・・・・・・すると、エックスサーバーには上級者向けにDNSレコード設定なるものが搭載されていることが判明!ちなみにこれ、設定間違うとサイトが表示されなくなったり、サーバーがうまく動かなくなるというものなので、わからない人は触らない方がいいのです。
DNSレコードというのはかなり便利なもので、ドメインにサブドメインを新たに設定して、サーバの入り口を増やしたりできるものなのです。
ただね・・・あんまり使ったことがないので、いろいろ調べてみるのだけども、エックスサーバでこの設定を追加したりして使ってる人がいない!?
2時間ばかり調べても、情報が出てこない・・・・・というわけで、しょうがなく、記憶している知識で設定開始。
DNSレコード設定→DNSレコードの追加→???
ホスト名、種別、内容、優先度の4つに何かを入れて追加ボタンを押すのだけども・・・・・・・
というわけで、結論だけ書くと、うまくいきました(#^.^#)
いろいろ実験しながらで30分ほどかかりましたけどねぇ。
DNSレコードって、2つ追加しないといけないのです。
1つ目:ホスト名=mail.ドメイン名 種別=A 内容=サーバーのIPアドレス 優先度=0
2つ目:ホスト名=ドメイン名 種別=MX 内容=mail.ドメイン名 優先度=10
はい、これで動きますよ~。
よかった・・・・面倒な設定をやり直さなくて済んだ・・・・。
メールの送受信も問題なし!
サイトの移転
そういえば、Wordpressのサイト移転ってあんまりしたことがなかったのです。
このプログラム、レオサーバーと契約してから使い始めたものですから。
WordPressの移転に必要なものは、データベースのバックアップと、FTPで保存しなくてはいけない「wp-content」というフォルダです。
移転用のプラグインなどがありますが、どうにも信用できないため、私がおこなった方法を記載しておきます。
WordPressを最新状態にする
旧サイトで稼働している状態のときに、アップデートで最新状態にします。
これをしておかないと、データベースの不具合やエラーの原因になります。
WordPressのインストールをする
エックスサーバーで新規にWordpressをインストールします。
MySQLのデータベースも新たに作成しましょう。
これは、旧サイトのWordpressのデータをそのまま移設すると、フォルダやファイルのパーミッション設定(アクセス権設定)をしなくてはならず、面倒だからです。
旧サイトのMySQLをバックアップする
レンタルサーバーにはMySQLを管理するためにphpMyAdminという設定プログラムがあります。
これを使って、すべてのデータをエクスポートしておきます。
新サイトのMySQLにバックアップしたデータをインポート
ここで気を付けないといけないのは、この時点ですでに新しいデータベースが作成されていて、上書きしようとするといろいろエラーが起きるということです。
というわけで、データベースの中身を全部消去します。
空になったデータベースに、バックアップしたデータをインポートしましょう。
FTPでファイルを戻す
「wp-content」というフォルダを新しいサーバーのフォルダに上書きします。
すべての作業が完了
これで、すべての作業が終了です。
とても面倒な作業が終わりました。
いろいろ試した結果、この方法で問題なく移転することに成功しました。
何度も消してやり直して、エラーおきて、また一から作業して・・・・・を繰り返して、ようやくこの順番で問題なく動くということがわかりました。
移転を考えている人は、参考にしてもらえればと思います。
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