そのままですけど・・・購入して1年で壊れました。
26年式のスズキのスペーシアです。
購入は26年の4月。
というわけで、同じ症状で悩んでいる人もいると思うので、ご報告したいと。
どこが壊れた?
エアコンです。
HOTは動くけどCOOLが動かない。
純正エアコンは、HOTとCOOLが手動切り替えではなく、自動なんですよ。
設定温度に合わせて勝手に切り替わるのですが・・・・・COOL(冷房)が効かない!!
最初はね、外気温との関係で切り替えがうまくできないのかと思っていましたよ。
ですが・・・・さすがに外気温が25度を超えると、窓の大きいスペーシアは中の温度が半端ない状態になるわけなので、耐え切れずに車屋さんへ持ち込みました!
正規のディーラーさんで購入していて、いろいろ保証に入ってるので、こんなときは無料で見てもらえるわけです。
そして結果は・・・・・・
壊れていた場所
エバポレーターという、通過する空気を冷やすための部品が壊れていました。
こんな感じで、間を通った空気が瞬時に冷えるというものですね。
これの内部を循環している冷えるガスがあるのですが、それが抜けているという、ご家庭エアコンでもよくある状態でした。
ただ、それを充填してもなおりませんでした。
シューという音とともに抜けていってしまうのです。
方法としては、部品を取り換えるという単純な方法しかありませんが、結構車の内部に設置されているため、フロントの全分解が必要で工期は3日。
ただし、部品が届くのが20日ほどかかるということで、しばらくは暑いまま過ごさなくてはいけませんでした。
壊れた原因
さて、こんな部品が1年で壊れるものとは思えません。
というわけで原因を聞いたのですが、それが何ともおそまつな内容でした。
スズキの最近の車は、アイドリングストップという機能が標準搭載されています。
ただ、普通はエンジンが停止していると、エアコンガスの循環も止まってしまうため、ぬるーい風しか出なくなります。
そこでスズキは考えたわけです。
エバポレーターの間に保冷剤(アイスノン的なもの)を挟んでおくことで、しばらくの間ならエンジンが止まっていても冷たい風を送ることができるのではないか。
うん、ここまではとってもいい発想ですよね。
実際、数分間であれば、アイドリングストップ時でもそこそこ涼しい風が出るようになりました。
だが、ちゃんと考えていなかったのが、保税材の膨張率とエバポレーターの強度です。
液体が個体になると、体積が増えるのは当たり前なのですが、どうやらそれを甘く見ていたみたいなのですね。
結果的に、保冷剤がエバポレーターの継ぎ目やらを破壊してガスが抜けていたということです。
その店には、同じ状態の車が何台も運び込まれていました。
私は保証に入っていたので部品交換も無料でしたが、他の人はどうなのでしょうね?
リコールになるとは思うけど、激安の新古品で買った人とか、どうなるんでしょうね・・・
買ったお店に聞いてみてくださいね。
ちなみに、交換されたエバポレーターは、強度を増したものだそうです(#^.^#)
コメント