アクセス解析やページごとの閲覧数を見ると、相変わらずプロバイダの電話勧誘や詐欺メールでうちのサイトに来ている方が多い。
そこで、本業のパソコンに関する内容を久しぶりに書こうかと思ったのだが・・・・・よし、Windows10について語るとしよう。
Windows10とは
Windowsシリーズの現行OSが、Windows10ですね。
Microsoftは今後はWindows10をアップデートするだけで新しいWindowsを出すことはないとか言ってますが、どうでしょうねぇ?
MACと同じ仕組みにしたらしいのですが、バージョン違うとソフトとか外部ハードが使えなくなるのでは、ただ名前が同じというだけでやっていることは同じなんですよね。
わかりづらくなるだけで。
リリース直後は問題が山積していたのですが、2016年冬頃には安定したOSになりました。
Windows7からWindows8になった時はどうなる事かと思いましたが、Windows8.1を経てWindows10は7に近い使い勝手に戻され、パソコンとして使えるものになりましたね。
スマホにWindowsOSを入れて普及させるというMicrosoftの戦略は頓挫してしまっていますが・・・・・。
Windows8の画面は「携帯選ぶときに、使ってるパソコンと同じ画面の携帯を買うだろう」という浅はかな戦略の賜物だったのですよ。
勝手にWindows10問題
こんな事もありましたね。
Windows7とWindows8.1の方のパソコンが、勝手にWindows10になってしまうというやつです。
まあ、まともに動くのならいいのですが、Windows7からの場合は、うちのお客様の確率だけでいうと20%以下という成功率だったのですよ。
個人ならまだしも業務用でそうなるととても大変で、Windows10で使えないソフトだからと勝手に消していたりして、7に戻しても元通りに使えなかったり。
テレビ機能付きのPCの場合、作業途中でエラー起こして進むことも戻ることもできずに、リカバリすらできなくなり、ただの画面の黒い箱になったり。
無償でお客様のところに行って、10へのアップデートプログラムを動かなくして回った日々が懐かしいですね。
もうあれから1年か~という感じです。
何がユルユル?
さて、ここからが本題ですね。
2016年7月29日まで無償でアップグレードでき、デジタルライセンスを付与するというのがWindows10の最初の戦略でした。
しかもこのアップグレードの恐ろしい点は、当時流行っていた海賊版のWindows8や8.1からも正規ライセンスとして登録が可能だったところですね。
そこまでして、全てのパソコンをWindows10にしたかったのです。
さて、この記事を書いている本日は期限が過ぎて約11か月です。
「そろそろ安定したWindows10にしようかなと思っていたのに、期限切れでもうアップグレードできない!!」
私からすると、「ん?何言ってるの??」という感じです。
Windows7が入っていたパソコンにクリーンインストールする事も可能ですし、Windows8.1のパソコンをアップグレードもできますよ?
クリーンインストールは5日前に作業して、アップグレードは昨日やりました。
ちゃんと2台ともデジタル認証できていますけど??
その方法をちゃんと教えましょう。
共通のツール
クリーンインストールもアップグレードも、このツールで作ったインストール用のCDもしくはUSBが必要です。
MediaCreationToolというソフトですが、変な無料ソフトではなくMicrosoftが提供しているものです。
これを使って、メディアを作りましょう。
メディアを作成を選んで次へ
10年ほど前のPCに入れるなら、アーキテクスチャは32bitもしくは両方にする。
DVDかUSBか。環境によってだけど、古いパソコンはUSBからの起動ができない場合があるので注意。
あとはドライブを選んで待てば、インストール用メディアができあがる。
クリーンインストール方法
細かく書くのは面倒なので、簡潔に書こう。
そろそろ眠いし。
インストール中にプロダクトキーを入力の画面が出るが、入れてはいけない。
なんか下の方に、あとで認証するとかいう文字があるので、それを押してインストールを進める。
Windows10をインストール後インターネットに繋がっている環境で、設定→更新とセキュリティ→ライセンス認証からプロダクトキーを入力する。
すると、問題なくデジタル認証が通る。
メーカーPCにはWindows7のシールが貼ってあるが、そこに記載されているプロダクトキーでOK。
今まで50回以上やっているが、はじかれた事はない。
アップグレード方法
こっちは昨日初めてやりました。
いつもはクリーンにしてしまうのですが、お客様がPCメーカーのソフトをつかっていた形跡があったため。
リカバリしてWindows8.1にした状態からのアップグレード作業。
ちなみにWindows8以降のPCにはプロダクトキーが書かれたシールはもうありません。
基盤のデジタル認証方式に変更されているんですね。
USBをセットし、中にあるSetupを起動。
注意点は、こちらも同じくプロダクトキーを入力しないということ。
下に「このPCにWindows10を再インストールしています」という文字があるのでそれを押して進めます。
認証方式は8から変わっていないため、そのままデジタル認証が通っており、アップグレード後に何かをしなければならないということはありません。
まとめ
Microsoftの正式見解だと、これって出来ないことになってるんですよね・・・
身障者としてごり押ししてアップグレードを認めさせる方法とか、1回アップグレードして戻したPCじゃないとできないとか、いろいろ言われていますけど。
多分それ、自分でやってみていない。
近くにあるパソコンの修理などを請け負っている全国チェーン店ですら、できないと思い込んでいたので。
教えてあげたら驚いていました。
だってねぇ・・・この方法ができるとなると、Windows7のシールがとても重要なものになるんですよ。
自作パソコンを作ったりする場合に正規のWindows10を購入する必要がなくなるのです。
壊れたゴミからシールをもらうだけでよくなってしまう。
こららの事ができるという事実は、Microsoftが知らないわけがないと思います。
わざとユルユルにしているのだろうと。
やっている理由は2つ考えられます。
1つめは、サポートの負担を減らすためです。
多くの種類のWindowsが存在すると、そのために別々のサポートセクションが必要になり、かえって経費が増えることになります。
サポートセンターにかかる経費って、とんでもないんですよ。
お客様と直接話す場所なので、繋がらないとか対応が悪いなんてことはあってはいけない。
だけど、やっていて儲かるわけではないので、なんとか対応規模の縮小をしたい。
そういうこともあって、海賊版にでもなんでもいいからとにかく正規品のWindows10をばらまく作戦を最初におこなったのでしょう。
このユルユルも、その作戦の流れだと思われます。
「見て見ぬふりするからWindows10にしようよ作戦」と名付けましょうか。
これで、まだまだ残っているWindows7のシェアが徐々に減っていくことを期待してるのでしょうねぇ。
2つめは、個人情報の集約です。
Windows8.1からですが、Officeの認証をするためにはマイクロソフトアカウントが必要になりました。
iPhoneやAndroidでおなじみの「会員登録しないとストアとかもろもろ、便利な機能を使わせてあげないぞ~」というのを、遅ればせながらMicrosoftもはじめたわけですね。
企業にとって個人情報を持つというのはとても大切なことです。
いままでこれをせずに全機能を使わせていたWindowsって、逆にすごいなと思いますよ。
まあ、販売形態が変わってきていて、今まで通りでは上手くいかなくなってきたという事なのでしょうけど。
えっと・・・・まとめ・・・まとめ・・・
うん、まだできるよ!(^◇^)
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