違法B-CASカードの勧誘

プロバイダのメールを使ってる人はあまりないかもしれませんが、Yahooメールを使っていると毎日毎日送られてくるメールですね。

一応Yahooの方でも迷惑メールに分類されていますが、たまにすり抜けて受信トレイにやってくる。

迷惑メールトレイを見ると、わんさか入ってる。

では、この違法B-CASカードについてご紹介します。

(株)ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズさんによると、『不正改ざんカード』と呼ぶようですね。

不正改ざんカードとは

その名のとおり、不正に改ざんされたカードです。

地上デジタル、BSデジタル、CSデジタルという放送派は暗号化されて、普通に見れないかたちで私たちの家庭に送られています。

それを元の映像に戻しているのが、B-CASカードだと思ってください。

B-CASカードは、テレビ、レコーダーなどそれぞれの機械に1枚もしくは2枚入っています。(以前は、地上デジタル用とBS・CS用とが別々のカードを挿す機器もあったんです)

放送を配信している側は、B-CASカードの情報をもとにして、契約されているチャンネルのみ見れるようにしたりしているわけなんです。

そこでこの不正改ざんカードですが、これは全てのチャンネルの暗号化を解いてしまうものです。

要するに・・・全て見れるという魔法のカードですね。

実はこれ、数年前に”自分で作ることができた”カードだったりします。

カードリーダーとソフトがあれば、あっという間に作れたんですよね。

違法なため、もちろん刑罰が

(電磁的記録不正作出及び供用)
第百六十一条の二
人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 (中略)

3.不正に作られた権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を、第一項の目的で、人の事務処理の用に供した者は、その電磁的記録を不正に作った者と同一の刑に処する。

4.前項の罪の未遂は、罰する。

というものです。しっかりと罪を償ってください。

他に、著作権法や不正競争防止法にもひっかかるみたいですね。

しかしながら、どうやって取り締まるのかという問題・・・・・

業者が捕まる→販売名簿から購入した個人が捕まる

実は捕まえるためには、この方法しかないのです。

機器側ではただのカードに過ぎないため、感知する機能がありません。

双方向のデータ送受信を切るかなりすますため、配信側が不正なカードを使っているかどうか判別できない。

放送当時は、解読できるはずがない完璧な暗号だったのでしょうけど、時が経ったらこんなもんですよね。

CS放送もビジネスプランを考えるべきかなと思いますが。

業者は海外拠点が多いため、摘発も難しいんですよ・・・。

販売サイト

.asiaというドメインを使用しており、アドレスは適当な文字の羅列でした。

bcas

購入カートは、簡易的なメールを送るだけのプログラムでした。

すぐに逃げて、別のページに丸々コピーして同じように勧誘という方法ができるんでしょうね。

上の写真のサイトは、いくつかあったうちのひとつです。同じような内容のサイトが、たくさんあるんですよ。

対策を考えてみる

こうなってくると、PS Vitaのシステムレベルに厳しくするぐらいしか。

それだと、普通に見る人も減っちゃいそうですけどねぇ。

定期的にカードを交換する仕組みにするとか?これは面倒だ・・・。

カード式じゃなく、機器にチップを埋め込み式にするとか?

何にせよ、見る側としては無料で見たい、放送側は無料では見せたくないという両方の気持ち、よくわかります。

無料で見れるけど、見た人には料金以外の何かを提供してもらう・・・とか?

難しい問題ですよね。

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